私がハゼ釣りでもっぱら使っているクーラーはダイワのGXU-60
という6リットルの小型クーラーです。
2003年に大阪へ一年間単身赴任していた時に、毎週のように
琵琶湖で小鮎やモロコ釣りをしていましたが、それらを持ち帰る時の為に
現地で購入しました。今年で使用7年目になります。
今でも現役で製造販売されており、定価は8000円とサイズの割には
少々高価ですが、実勢価格は5〜6000円だと思います。
このクーラーは側部・底部・蓋部総てに断熱材であるポリウレタンが
ぎっしり注入されており、同じようなサイズでも釣具屋やホームセンターで
売られている安価品との性能の違いは歴然としています。
真夏の炎天下で終日釣りをしても氷が融け切るという事はありません。
同じタイプで8リットルのものもあり、サイズを気にしない方は容量に
余裕の有る8リットルサイズの方が使いやすく重宝すると思います。
私の場合は、自転車の荷台にすっぽり収まる事と、電車の場合も
リュックサックに納まるという理由で6リットルサイズを選びました。
ハゼ釣りを始めた頃はクーラーに氷を直に入れて、釣ったハゼもそのままクーラーに入れるというような事をしていました。
帰る頃には所謂氷水〆め状態になっており、それはそれで新鮮な状態で持ち帰れるのですが、活きた状態で持ち帰れば、
これ以上の新鮮さはありません。
その理由は、天ぷら屋に教わりました。活きハゼを〆て天ぷらにすると身がピンと反る一方、いくら氷締めで新鮮な状態で持ち帰っても、
上がりハゼは反らないという。実際のところ、全くその通りでした。キスやアジも同じだそうで、天ぷら屋は鮨屋以上にネタの鮮度が重要
だから、身が反らないような天ぷらを出すようでは失格だし、うるさい客なら誰でも知っている事だと。
それ以降、私は出来るだけ活きハゼ状態で持ち帰るために、自分なりにいろいろ工夫をしましたが、最終的に落着いたのは、何の
変哲もない、下の写真の様に単純な方法でした。

@ クーラーの底にアルミシートを敷きます。
  (レジャー用のアルミマットを切って敷いています。
   冷気を放射する効果を期待してですが、効果が
   有るのかどうかはたして疑問ですが、マットの厚みが
   1cm近くあるので地熱からの断熱効果は強化されて
   いる筈です)
  A クーラーに氷(保冷剤)を入れます。
    (写真撮影の為、便宜上保冷剤を入れていますが、私は
     350ccのペットボトルで水を凍らせ、それを2本入れて
     います)
B その上に、「すのこ」をはめ込みます。
  (巻きずし用のすのこが100円ショッフ゜で売っています。それを
   クーラーのサイズにカットしています。「はめ込む」という
   表現を使ったのは、氷(保冷剤)の上に敷かないからです。
   少々窮屈なサイズでカットし、宙に浮かせます。
   その理由は、この方法がハゼを氷(保冷剤)で直接冷やす(〆る)
   のではなく、冷気でハゼの活性を下げて、一種冬眠状態のように
   することを目的とするからです) 
とは言うものの、やはり一番重要なのは、如何にダメージを少なく釣りあげるかと言う事と、取り込みを素早く行うかという事です。
ダメージを少なくするにはハリを飲み込まれないようにする事が第一です。また、ハゼの口周りはとても堅いので、取込みをやさしく
且つ素早く行う為に、ハリの返しを潰すことも一案だと思います。。これらは結局のところ、手返しの向上にも直接繋がりますので、
釣果を上げるにも重要な事ですね。
090902


C 釣ったハゼは、そのままクーラーに入れます。
  余分な水分はすのこの隙間から落ちてくれます。
  (一尾釣れる度に入れると、せっかく内部にたまった冷気が
   逃げてしまいますので、ある程度の量がたまるまでは
   バケツなどの容器に入れ、それからクーラーに移すなどして
   出来るだけ蓋を開ける回数を制限します。
   尚、バケツなどの容器に入れる場合は、水はたっぷり入れる
   よりもハゼが辛うじて浸る程度の水量にした方が、元気です。)


以上、あくまでも私の場合を管理人の特権で御披露したに過ぎません。
                 
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