簡素な仕掛け処理(2) 
2016年1月30日

横着なエダス作りを御紹介します。
私はテナガエビやハゼ釣りは基本的に1本鉤ですが、初期の出来ハゼでとにかく数を釣りたい時や、
魚影が薄い場所で誘いを強化したい時など、偶に2本鉤にする事がありますが、その際の非常に
簡素な処理です。あくまでもハゼなどの小物釣り用に特化したものですが、憶えておくと応用
できる分野もあると思います。  

この状態ではいとも簡単に上下方向にスライド
してしまうのですが、現場で一度水に浸けると
木綿糸が水を吸って膨張し、そんじょそこら
では動かなくなります。
ハゼの負荷程度では全く位置はずれませんが、
人間の力では簡単にスライド可能ですので適宜
スライドさせて好みの位置に調整し使用します。

さて、このコブを利用した方法はハゼのミャク
釣り仕掛けで有名な「塙式」という仕掛けにも
応用できます。私は使わない仕掛けなのですが
非常に有名だそうで、でもハリス3cmのチチワ
結びに苦労されている方が多いようです。
しかしチチワを作らなくともハリス3cmでコブ
を作り、同じように片結びで締めれば簡単
です。また、上記木綿糸の処理は糸と糸を繋ぐ
電車結びにそのまま応用できます。
以上、不器用者の横着な処理ですが、不都合は
生じていないので良しとしています。


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コブがストッパーになっているので2度結びする必要はありません。
きつく締めて、余計な糸をカットして終わり。これだけのことです。よほどの力で鉤を
引っ張っても抜けません。

先ず自分の好きなエダスの長さを決め、そこに
コブを作ります。写真はエダスを5cmとし、
5cmの場所にコブを作ったものです。コブは
単に片結びを2回しただけです(1回でも結構
です)。

ぎゅっと締めたら余分なイトをカット、エダスの両側に作り、エダスを挟みます。

鉤方向へ引っ張ってもびくともしませんが、
上下方向にスライドしてしまいますので、結び目の
上下にストッパーを付けます。市販のウキ止めゴムが
あれば、それで上下挟めば結構です。それで完了です。
ウキ止めゴムが無い場合、木綿糸を使います。
写真は100均の木綿糸。白黒各60mで100円。
一生かかっても使いきれません^_^;
木綿糸でのウキ止めはヘラブナ釣りの世界では常用
される方法です。
下の写真のように、幹糸をくるくる
と巻き付けて締めます。巻き付けは5回程が丁度良い
と思います。それより多くは余計で、それ未満は頼り
ない。

次は、上のエダスを幹糸(右写真の縦の糸)
に結びます。この結び方ですが、これまた
単なる片結び一回だけです。
唯一の注意点としては、結び目がコブの
下側(鉤側)になるようにすること。 

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