お気軽釣り日記  2006年8月12日
            
滋賀県故郷大津市の琵琶湖畔で
8月11日-14日の期間帰省しました。
8月12日は家族が映画を観に行くというのですが、私は興味がないので、別行動。実家から自転車で3分程の
琵琶湖畔にブルーギルでも釣って興じようと思いました。
寂しいです、「ブルーギル釣りに」とは。
これが私の幼少時なら、同じ場所でもタナゴにオイカワにハスにワタカにフナに・・・だったのですが。
今日の釣り日記は皆さんに琵琶湖の実態を知って頂きたいと言う目的もあるのです。
世界的にも有名な古代湖「琵琶湖」。滋賀県人は「母なる湖」と呼んでいます。
私はこの湖で獲れた魚介類を食べて育ちました。
その湖が・・・・・。
出発は11時。
自転車でほどなく湖岸にある釣具店で
ミミズを調達。

こういうお店は昔はあちこちに有ったの
ですが、今はすくなくなりました。
それに店で売られているものも、
ブラックバス関係の品が非常に多く、
普通の(?)釣り関係の品は隅に
追いやられています。中にはほこりを
被った仕掛け類もあります。

「貸舟」「貸ボート」・・・これは総て
ブラックバス用です。
今や琵琶湖畔の昔ながらの釣具屋さんも
ブラックバスの貸しボートで生計を立てて
いる訳です。

良いとか悪いとかではないのですが、
個人的には寂しいものがあります。
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実家から一番近い琵琶湖のほとりに
やってきました。釣具屋から自転車で
5分くらいです。
この場所には実家から歩いても10分
かからずに来れます。

右奥に見えるのは「膳所城址公園」。
膳所藩6万石の城下です。

その隣に見える高いビルは
「大津プリンスホテル」です。

早速ここで竿を出すことにしました。

竿:3.9m
道糸:1号
ウキ:トウガラシ
オモリ:板オモリ
ハリス:0.8号
針: 袖9号(ラジオペンチでカエシを
   つぶしました)
餌:ミミズ
正面に見えるは「近江大橋」

なかなか風景はいいでしょ?


関西の暑さは独特です。ベトッと身に
纏いつくような暑さです。

1時間も釣りをすればグロッキー。

という事で、とりあえず50匹釣れたら
やめる事にします。
んで・・・5秒で釣れました・・・・(^_^;)

針が大きかったかな?との心配も不要。
袖の9号でも全く問題なく釣れます。
結局、45分間で納竿。

53匹
バラシ数尾、脱走数尾でした。

ギル釣りは面白いと言えば面白い
ものです。ウキ釣りの練習になりますから。

でも、45分で53尾という琵琶湖の現状を
あなたはどう思われますか?
さて、このギルをどうするか?
実は滋賀県ではブルーギルは「外来魚」
とされ、再放流は条例で禁止されています
(ブラックバスも)。

釣ったギルは、湖岸に一定間隔で置かれている「外来魚駆除BOX]で処分するか、
或いは金券に換えてもらいます。
で、膳所公園内にある引換所に向いました。
引換所では外来魚500gにつき
50円の金券と交換してくれます。

私は1.5kgだったので、150円分と
交換。この金券は地元の商店街で
使用できます。

魚に罪はないのです。
総て人間の仕業です。

外来魚論争をするつもりは全く
ありません。
しかし、これが琵琶湖の実態です。
岸から延竿だと、ブルーギル以外の
魚は全く釣れません、というか、
ブルーギルの入れ食いです。
(ブラックバスはギルよりも棚がやや
深くなります)

こんな琵琶湖に誰がした!と言いたい
です。
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