小名木川。隅田川から旧中川までを東西に横断している長さ約4.6qの一級河川。小名木川の名称は、徳川家康の命により
小名木四郎兵衛が開削したから、とか、江戸前の代名詞である鰻の産地であったことから、「うなぎ」が訛って「おなぎ」になったとか
諸説あるようですが、深川をひかえた江戸下町の中心地であるだけに、ハゼ釣り人であれば一度は竿を出しておくべき地であるかも
しれません。


周囲は近代化されたビルが立ち並び、さすがに自然の中での釣りとは一線を画しますが、なぜかそこには下町の空気が、上方文化
色濃い近江で育った私ですら何かしら親しみのもてる空間であります。こんなところで、ささっと釣りをして、ささっと蕎麦でもすすって、
ささっと帰ればどんなに粋な事だろう、
ここは鬼平犯科帳に何度もその名が出て来る川まるで長谷川平蔵がそこに居るような・・
そんな事を考えると何やらわくわくしてきます。

前回とは大違い、アタリが有りません。
40分程竿を出して、辛うじて10cm程度のが2尾。
水深3mほどあるので、10cmでも抜き上げをまぁまぁ
楽しめますが、それにしてもアタリが遠い。
周囲を見渡しても然程釣れておらず、何故か気になる
硫黄の臭い。青潮が入ったのかな?
移動しても、どうにもこうにもアタリが遠いので、まだ時間は
早いが納竿。
まだ9時過ぎなので、もう一か所行こうかなと思いましたが、
明日は仕事だし、そもそも昨日釣りの予定が、喉が少々
痛かったので止めたという経緯もあり、大事をとって帰宅
しました。錦糸町で蕎麦をすすり、家に着いたのが11時、
まだ雨戸が閉まっている(@_@;
家族全員まだ夢の中だったようです。放っておいたら
いつまでも寝ているぐうたら家族です ^_^;  

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6時過ぎに家を出て、7時半頃到着。
釣友が息子さんと竿を出しておられ、良いですねこういう光景は。
うちの倅が釣りの「つ」の字にも興味を持たなかったのが残念
であります。

御挨拶をして、近くで竿を出します。

お気軽釣り日記     2012年10月21 日
             東京都内河川でハゼ釣り
ここ数回は九十九里と都内下町水路への釣りでした。今日は別のところを考えていたのですが、もう一度都内下町へ行くことに
しました。たしかに型揃いの九十九里釣行は大いに楽しいですが、あまりにも型ばかりに固執するのはちょっと違うと思いましてね。
時期が来ればまた参れば良いのです。
都内水路は小銭の電車賃で手軽に行けるという魅力が有ります。ハゼ釣りを一つの分野として確立した江戸下町での釣りは、
地方では決して味わえない粋で洒脱な雰囲気を、たとえその欠片ですら疑似体験出来るところにこの上ない魅力が有ると思うのです。

それにこの川は葛飾北斎の冨嶽三十六景や安藤広重の
江戸名所百景にも刷られた川なのです。こんな場所で竿を
出す事自体、粋じゃありませんか!

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